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死後のイメージに関するTwitterアンケートまとめ

By 松下 弓月, 2009年10月2日 22:12

Twitterで仏教の浄土や輪廻に関する議論をしていたところ、現代人が死後についてどのようなイメージを持っているのか疑問を感じ、Twitterでアンケートを行ってみました。

「【質問】死んだらどうなると思ってますか? 生まれ変わり? 消滅? 仏になる? 先祖になる? 死後の世界に行く? リプライで教えてください。集計してあとで報告します。なるべく詳しく教えていただけると嬉しいです!【急募】」と質問したところ、およそ1時間半で31人の方にお答えいただくことができました。ありがとうございます。
さっそくいただいたお答えを集計したところ、以下のような順位となりました。

  • 1位:無になる(16票/51.6%)
  • 2位:生まれ変わる(9票/29%)
  • 3位:仏になる(2票/6.5%)
  • 4位:幽霊になる、天国にいく、信じている通りになる、わからない(各1票/3.2%)
  • 合計:31票中

やはりダントツで多く16人(51.6%)が選ばれたのが「無になる」、「消滅する」という答えでした。やはり輪廻や生まれ変わりという世界観は受け入れがたい方が多いようで、死んだらきれいに消え去りたいと答える方が多かったです。肉体を機械的なものとして表現される方もいらっしゃって、機能が停止すればあとにはなにも残らないというイメージを持ってられるようです。

2位が「生まれ変わる」という答え。約3割の方がなんらかの形で生まれ変わると考えてられようです。仏教的に生前の行為の善し悪しによって新しい命に生まれ変わるという考えもあれば、原子レベルで別のかたちに生まれ変わりという考え方も。
3位はなんらかの形で仏になるというもの。仏になるにも色々ルートは考えられますが、お二人ともお坊さんだけにご自身の信仰がはっきりしているようです。4位以下はそれぞれ1票ずつで「幽霊になる」、「天国にいく」、「信じている通りになる」、「わからない」という答えが並びました。

こうしてまとめてみると、質問前にイメージしていたように「無になる」と答える方が多く過半数を占めました。日本では伝統的に人は死後「仏」や「ご先祖様」になるとされて来ましたが、こうした死後観はかなり有効性を失ってきているようです。仏教に宗教にシンパシーを感じている方でも必ずしも仏教的な死生観を信じているわけではないようでし、「ご先祖様になる」という答えは皆無で、家制度に基づく死後観が有効性を失っている現状をあらためて感じさせました。

また死んだら肉体的な機能が停止するといった人間を機械的に理解されている方や原子レベルで新しい形に生まれ変わるという考え方をされる方もいらしゃって、「死」という人間の理性を超えるものとして捉えられてきた概念も、理性的に把握可能なものとして捉えている傾向も見受けられるようです。あくまで「無」や「原子レベルで生まれ変わる」といった現実的な答えが多く、超越的な存在になることや、いわゆる霊魂的なものになるという答えはほとんどありませんでした。

短時間でしたが、大変多くの方にお答えいただきまして、誠にありがとうございました。以下、それぞれ投票してくださった際のコメントを、内容はなるべく変えず個人の特定がしにくようにまとめました。合わせて参考になさってください。

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輪廻しない世界の仏教

By 松下 弓月, 2009年9月14日 22:17

 仏教における救いとは、永遠に続く生まれ変わりの連続(=輪廻)から抜け出すこと(=解脱)だ。生まれ変わって人生をやり直せるというなら、むしろ嬉しいことのように感じられるかもしれないが、この輪廻というのはヤクザの組織みたいなもので、一度入ってしまったら自分の都合で簡単に抜け出すというわけにはいかない。とても良い条件に生まれて最高の生を享受しているならまだしも、ひどい条件に生まれて一緒を苦しんで過ごさなければならないこともある。動物や虫、ひどいときには地獄で鬼にいたぶられることだってある。しかも、どんなに良い生であっても、結局は年を取り病にかかり最後には死という苦しみが待っていることに変わりはない。この生まれ変わりを何度も何度も、それこそ永遠にくり返さなければならないのだとしても、それを良いことと言えるだろうか。ブッダはこの永遠に続く生の連鎖を目の前にして、どうにかそこから解き放たれる方法を見つけ出そうと試みて、ついにはそれを発見した。容易には抜け出せないこの檻からの脱出方法を見いだしたから、ブッダとその教えは尊いのだ。

 こうした輪廻に基づく生まれ変わりという考え方は、まがりなりにも仏教国として千年以上の歴史を持つ日本では誰もが耳にしたことがある一般的な概念だろう。世界最古の長編小説とも言われる『源氏物語』や妻夫木聡主演で映画化された三島由紀夫の『豊穣の海』など、生まれ変わりをテーマにした物語は今も昔も日本人にとってごく身近なものと言える。また現実生活においても葬儀や法事の場で「浄土に行けますように(つまり、この世界から浄土に生まれ変わりますように)」と祈ることは、なんら違和感を感じない行為であったであろう。

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