洋泉社MOOK『日本人のお葬式』でお葬式座談会に参加

2011年2月2日に発売された洋泉社MOOK『日本人のお葬式 葬儀とお墓の本質を考える本』に、島田裕巳さん(宗教学者)、齋藤明聖さん(明順寺)、青江覚峰さん(緑泉寺/彼岸寺)とさせていただいた座談会が、『「葬式仏教」を乗り越えることは可能か』として掲載されました。座談会では葬儀に現場で関わっている僧侶三人が集まって、現在の葬儀の問題点はなにか、なにが原因なのかなどについて議論を交わしています。
昨年は雑誌やテレビでも、葬儀や戒名を取り上げているものを見かける回数が非常に多かったですが、そのきっかけを作ったのが島田裕巳さんが2010年に出版された二冊の書籍です。2010年1月に出版された『葬式は、いらない』は「葬式仏教」を批判的に検証し現代にあった葬送の形を提言し、発売即ベストセラーに。そして5月には、続編として葬式仏教の代表的批判点である戒名について大胆な提言を行った『戒名は、自分で決める』(ともに幻冬舎新書)も出版されています。日本の伝統仏教界では、この二冊が寺院の経済的基盤となっている葬儀を真っ向から否定するものとして、かなりの拒否反応が起こり全日本仏教会でも葬儀についての大きなシンポジウムが開催されるほどとなりました(参考:Twitterで実況中継したものをトゥギャッターで『全日本仏教会「葬儀は誰の為に行うのか? 〜お布施をめぐる問題を考える〜」』としてまとめていただきました)。
私自身がこの二冊を読んだところでは、状況の分析についてはおおよそ同意可能ながら、ではどうするかという提言の部分についてはいささか見当違いではないかと感じました。果たして「戒名を自分でつける」というのは、ほんとうに妥当な解決策なのか。具体的な議論の内容については本書にてお読みください。
| 日本人のお葬式 ~葬儀とお墓の本質を考える本 (洋泉社MOOK) |
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